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臨床 [映画]

「クリニカル」(CLINICAL)
アリステアルグラン

患者に襲われて精神的に参っていた精神科医が仕事に復帰したら、顔に大けがを負った難しい患者がやってきてさあ大変でした。
真相が分かって終わった…となってから真の真相(?)解明となる流れでしたが、真の真相で明かされる真相(?)の説明が、用意周到なものの偶然と期待値に左右されるもので、少し納得できないところもありましたが、その真相に状況が近付くまで何度でも繰り返したと考えればいいのかも。
真犯人がなかなかエグい死に方をします。


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蒙荅那州都の心霊現象 [映画]

「ヘレナ」(THE HAUNTING OF HELENA)
クリスチャンビシェリャ・アスカーニオマルガリーニ

とあるアパートに引っ越した、娘と2人暮らしのお母さん。ある日、乳歯の抜けた娘から「歯の妖精に交換してもらった」とコインを見せられるものの、自分には見覚えのない古いコインで、それから娘は憑りつかれたかのように歯の妖精の話しかしなくなり、やがて自分にも幻覚が見え始め…
始まって少しして映される、力のこもった交通事故の映像に、結局何の意味もなかったのはともかく(煉獄ネタじゃなくてよかった…)、いろいろ思わせぶりに、スターリン政策や、その当時の子供を食い殺す狼、主人公が住んでいるアパートの部屋で過去に遭った悲惨な事件に、実は精神疾患を患っていた主人公の父親等々が、意味があるのかないのかはっきりしないまま話が進んでいくのには、もどかしい部分があり、やはり交通事故同様、特に意味のない設定も多数あったものの(干拓とマラリアの話は政治的に入れたかったのかしらー)、やがて実は歯の妖精などではなく、過去の怨念から生まれた歯抜けの幽霊だったのだよ!…からの捻りもあって、終盤は面白かったです。そして結局、何も解決していないどころか、とりかえしのつかない酷いことが起こり、更にそれが解決したのかどうかも分からないまま終わっていく投げっぱなし感も楽しめます。

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小さな戸神たち [映画]

「ガーディアン・ブラザーズ -小門神-」(小門神(英題:LITTLE DOOR GODS))
ゲイリーワン

2016年の正月に公開された中国映画で、3D(便宜上)CGアニメ。
ネットフリックスで見ましたが、配信されていたのは声優等から考えると米公開版だと思われます。そのせいか中国語音声が収録(?)されていなかったのは残念。配信でも香港・中国映画は英語版経由になってしまうのかー。嫌だのー。
映画の方は同じ3DCGアニメなこともあり、どことなく先日観た「豆富小僧」を思い出しました。デフォルメ具合とか、2つの世界観とか、人間側が母娘親子だとか。
ただ、話の方は「豆富~」よりは設定に整合性があり、きちんと行動の理由が分かる筋の通った話になっていました。それでもこちらの映画の方も、いろいろなことが投げっぱなしのまま終わってしまい、ちょっと話に難ありを感じました。特に神界側のヒロイン花仙はどうなったのだ?
現在では時代に取り残されて忘れられていっているものの、漢の時代から語られている、鬼門から侵入しようとする鬼を防ぐ問神にして、旧正月には自宅の戸(門)に絵札を貼られていた2柱、神荼と郁塁が特に説明もなく出てきますが、これは中国では一般的に知られている神なのかのー。日本の行事に例えると…節分の鰯頭と柊枝になるでしょうか(多分違う)。目に見える説明がない代わりに(英語版ではメリルストリープの声の)ナレーションがやたらに多く、ただの場面転換でも状況説明が事細かに入れられ、NHKの連ドラなみの多さで鬱陶しかったです。中国版でもそうなのかは分かりませんが、BGM代わりに流される英語劇中歌の使い方が下手だったこともあり、やはり中国語版の方を見たかった気がします。
話の方は、神の世界の話は問神の1柱が、そりゃそうなるだろうとしか思えないマッチポンプで大変なことをしでかす話で、人の言う事を聞けよとしか思えませんでしたが、それに人間側の世界の、婆さんから継いだ飲食店を母娘が切り盛りする話が、特に絡まないまま同時進行で進んでいきます。神側の悪者よりも、人間側の悪役となる、米風ファストフード店の店長が、悪役にしても悪い人過ぎて馴染めませんでした。客に毒を飲ませたり、子供を縛り上げたりと。
ラストは神側も人間皮も、お約束的なハッピーエンドでしたが、神側が人間化したような少し意外なものでした。

今作のピクサー作品風な3DCGは、(この5年前の作品となる「豆富~」と比べても格段に進歩していて)人間にも違和感なくてよかったものの、ピクサー作品を見ても感じるのですが、エンドクレジットで流されるイラスト風な2D(便宜上)の絵の方が私には好ましく、そっちの方で映画を作って欲しかった気がします。これは私が時代の流れに取り残されているのかのー。

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見つけられた [映画]


FOUND ファウンド [DVD]

FOUND ファウンド [DVD]

  • 出版社/メーカー: アメイジングD.C.
  • メディア: DVD


「FOUND ファウンド」(FOUND)
スコットシャーマー

原作はトッドリグニーの同タイトル小説。未読。
両親と兄との4人家族で暮らしているホラー映画好きな男の子が、優しい兄の部屋に隠されていた生首を盗み見て思いをはせる、心温まる厭な映画でした。
生首が出てくる以外は普通の…厭な話が続き、学校では乱暴な同級生に殴られ、他の同級生にも馬鹿にされ、友達なはずの同級生にも小馬鹿にされる厭な学生生活を送り、家では兄には厳しいけれど優しい父、ホラー趣味を良くは思っていないけれど優しい母、そして(生首を部屋に隠しているけど)弟思いの優しい兄に囲まれて、なんとか人並みの家庭生活を送っていたのに、ある日、生首を見られたことを知った兄が自分を殺そうとしているかもしれないと思って逃げ出したら捕まり、そうではなく別種の異常者だったことが分かる場面は恐ろしかったのですが、画面では兄弟が泣いて抱き合う感動的な場面になっている異常者ぶりが素敵でした。
劇中劇の変態スラッシャー映画 "HEADLESS" (今作公開の3年後に映画化されて公開済)内では汚いほどに血を見せまくるのに、実際の惨劇は何1つ画面に映さないのは凝っているところでしょうか。
いろんな目に遭うのに、最初から最後まで何処か達観した雰囲気な主人公の男の子が良かったです。

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芯家のジョンくん、第2章 [映画]


ジョン・ウィック:チャプター2 [Blu-ray]

ジョン・ウィック:チャプター2 [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: Blu-ray


「ジョン・ウィック:チャプター2」(JOHN WICK: CHAPTER 2)
チャドスタエルスキ

前回ラストの直後の出来事らしく、前回ラストで盗んできたピットブルを飼っていました。
可愛らしいながらも、なかなか酷いワンコで、誰なのか分からないけど前の主人は忘れたかのようにキアヌリーヴスに懐き、預けられることになったら預けられた人に懐き・・・と、人懐っこい処世術に長けたワンコでしたが、人を見る目は無かったのか直接的な被害は無いものの散々な目に遭います。
途中、爆発でリーヴスが窓ガラスを破って屋外へ飛ばされる場面があり、その後、ワンコはいつのまにかリーヴスの隣に立っていましたので、多分、画面では見切れていたけれど、ワンコも爆発で飛ばされていただろうことがうかがえます。
それはそれとして、上記爆発でも大丈夫なように、前作から引き続き主人公が頑丈星人で、相変わらず車に轢かれようが何しようがダメージゼロ。さすがに銃を撃たれれば怪我するようですが、そもそもそんなに当たらないように出来ているのでノー問題でした。
前回同様、不可侵扱いのホテルも舞台として出てきますが、最後、その掟を破って八方ふさがりの目に遭う主人公なのでしたー…が、そこの掟に従って知り合いを殺しに行ってさあ大変になったんだから自業自得感が強かったです。
クラウディアジェリーニが迫力の裸を披露。でも、えっ、なんで脱ぐの?と思わされました。

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講師と表 [日記]

以前、資格も何もないのに講師として会社でエクセル操作の初歩を教えさせられていたことがあり(不思議とワードは頼まれない)、本当に初歩の初歩、関数は合計や端数の切上・切捨、一番難しいのでもイフ関数ぐらいまでを教えていて(逆にそれくらいだから教えられた)、主に個々のデータを入力して集計結果を出せるようにするまでの講義でしたが、そのときどうしても理解してもらえなかったのが、「データを入力してから表の見た目を整えるように」。
始めから表の項目も数字の桁数も決まっているのならいいけど、まだ何の集計に活かすのかも分からないデータを使うときは(例えば、年齢のデータ1つ取っても、年齢単位のデータを使うのか、十代単位のデータを使うのか、又は端数の月単位まで欲しいのか等が決まっていない場合は)、まず数字を縦横(行列)の関係だけ揃えて入力してから表の体裁を・・・と、いくら話しても私の説明が悪いのか絶対に言う事を聞いてもらえず、ほぼ必ず入力する表の見た目から作られました。
中には仕事か何かで既にエクセルを使っている人もいて、それなら安心かとなると、やはり先に見た目、それもセル結合や各種罫線等に色の塗り分けも使った、凝った見た目の表を作ってからデータを入力し始める人もいて、君は自分用のアンケート用紙を作ってるのかと言いたくなることも。
(当時は)まだ若い高卒に教わるのが気に入らなくて、ワザと言われたことの逆をやっているのかとも思ったけれど、それからも講義には関係なく仕事で誰かに表の作成を頼むと、やっぱり表の外枠から作り始める人が多く、相容れない高い壁を感じています。
その作っている表も、画面の写り具合を重視しているのか、1行目やA列を空欄にして、その高さや幅を調整して表がモニターのセンタリングを取るように作っている人もいて、かなり意味不明です。
まあ2度手間だろうが本人がそれで良ければ私は気にしませんが、最近でも操作を訊かれて教えることが多く、人に訊きに来たのに言う事を聞かないプライドの高い人たちに逆らわれないよう、ここは箔を付けるためだけにマイクロソフトでやっているオフィスの検定でも受けてみるかのー。
上級資格の取れるエクスパート検定は普段使わない機能も多くて勉強しないと合格は無理そうですが、一般資格のスペシャリストならノー勉強でも何とかなるはず。多分。肩書きに箔を付けるだけのためなんだから「スペシャリスト」でも、その字面だけで知らない人には目的を果たせるだろう。
・・・と思ったら、受講料が高いので驚きました。エクセルの一般資格だけでも9千8百円+税。ワードも取ったらその倍。上級資格も狙ったら単価も高くなる法外な料金システム。
今回も絶対に自腹だろうしのー。うーん。


ビジネスExcel 完全版

ビジネスExcel 完全版

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2018/01/25
  • メディア: 単行本



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飛ぶ子象凄く道路張り出し中 [読書:小説]


豆腐小僧双六道中ふりだし

豆腐小僧双六道中ふりだし

  • 作者: 京極 夏彦
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/12/20
  • メディア: 単行本


「豆腐小僧双六道中ふりだし」
京極夏彦

あんな酷い話では小説として設立しないので、映画を見た後に試しに原作の方も読んでみました。最近、この作者の本をよく読んでいます。

オカルト完全否定の作者が考えた(江戸時代の)妖怪の在り方話で、その徹底した否定ぶりは最近テレビでお見かけしない大槻教授の域に達していると思ったら、作中、プラズマの説明で教授の名前が出てきました。水の結晶は水晶ではなく氷です。
一人称のような地の文が、こちらに話しかける口調となっていて、作者の考え方を話しているのに特に作者本人だとは語られない部分はよろしいのですが、ちょっと妖怪以外のことを熱く語られる部分になると、それはエッセイか何かでやってよを感じました。
その地の文と半々ぐらいのウエイトとなる妖怪話は、どうしても豆腐小僧の声をアニメの豆富小僧の声で脳内再生してしまい、それで映画比2倍くらいは豆ふ小僧が「馬鹿」「馬鹿」と周りに言われ続けるので、深田恭子が可愛そうになってきました。
現実の出来事とは別に語られている妖怪たちが、クライマックスでそれを超える部分は(個人的にダンシモンズの「イリアム」ラストを思い出したほど)格好良くて燃えました。


以下、映画化作への悪口になりますが、豆ふ小僧と達磨は当然として、袖引き小僧や、八百八狸に化け猫、見上げ入道にろくろ首等々、映画に出てきた妖怪が多数出ていて、なるほどあの映画の原作と思わせられるところがあるものの、逆にこの小説を解体して再構成して、その結果として残ったのが、あんな残りカスなのか…とも思わせられます。
特典ディスクに収録されていたアニメ制作の会議風景では、母親との再会とかなんとか原作の1設定に拘っていて(それらの話を聞いていて、これは昭和50年代に行われた会議だろうかと思ったほど)、多分、誰も原作は読まないで、それを映画用に設定資料化されたものを眺めただけなんじゃないだろうかと勝手な予想。映画は主演の2人が良かっただけに残念なのです。


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神経と降雨 [日記]

先日、朝から手術痕がピリピリするのー、前日に血圧が上がったのと関係あるのかのーと考えながら、定期検診のために医院へ行って採血を受け、注射痕を押さえて待っていると、奥で看護婦さんたちが仲良く話をしていて、お年を召した看護婦さんが「今日は朝から神経痛が痛む(馬から落馬語?)から、明日は絶対に雨が降るよー」と言っているのを聞き、私の痛みもそれかー! その域(その歳)に達してしまったのかー!とショックでした。
そして予報では晴れだったのに、翌日は本当に雨が降り、これは便利なのかどうなのか悩んでいます。
スパイダーセンスってこんな感覚なのかしらー。


お天気予報パーフェクトセット ([バラエティ])

お天気予報パーフェクトセット ([バラエティ])

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 学研プラス
  • 発売日: 2017/07/12
  • メディア: 単行本



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変毒害官木 [映画]


恋妻家宮本 Blu-ray

恋妻家宮本 Blu-ray

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: Blu-ray


「恋妻家宮本」
遊川和彦

原作は重松清の小説「ファミレス」。未読。
阿部寛が主演なので見ましたが、どこかテレビのバラエティ番組のような過剰な作りで・・・と思ったら、あの「純と愛」の脚本家の監督デビュー作のようでした。
それまで結構面白かったのに、何故か終盤で絵空事のような場面となって見ていて気恥ずかしくなりましたが、エンドクレジットでの出演者総出演(多分)による合唱は、それを突き抜けた感じで面白かったです。
それにしても話の大前提となる、緑の紙の真相のどうでもよさは気になりました。


ファミレス (上) (角川文庫)

ファミレス (上) (角川文庫)

  • 作者: 重松 清
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: 文庫



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町子嬢の音叉 [テレビドラマ]

「マチ工場のオンナ」

諏訪貴子の実話を基にしたビジネス書(自伝か?)「町工場の娘」が原作のテレビドラマ。全7話。
原作を読んだことはないのに、このドラマの初めの方に話に覚えがあり、デジャビュ等ではなく次に何が起こるかまで分かるので、再放送かリメイクなのかと思ったけれど、再放送でなければ過去にドラマ化されたこともないらしく、これは…気付かないうちに過去へ飛んでしまったか?と考えましたが、多分、何かの番組で再現ドラマ等を映されたのを見ていたとかだと思います。
それはそれとしてドラマの方は、若干、初めの方は工場の作業員たちに厭なものを感じ、なんとなく意のままに動く傀儡として亡くなった社長の娘である主人公を2代目社長に祭り上げたら、意に反して自分の意志を持って動かれてリストラまで始めたから造反しているようにも見えると思っていたら、実話の方はほぼその流れで、更に主人公は前から従業員のリストラを、父親である社長に進言していた様子。なるほど。
まあNHKですから、工場名が「ダイヤ精機」から「ダリア精機」に変更されている等、原作が実話でも原案程度の扱いなのでしょう。それはそれでよし。

銀行の融資担当が精神的に成長していく話なのは面白かったけれど、あとは普通かなーと思っていたら、第6話で工場員の竹中直人が柳沢慎吾に平手打ちする場面が激面白く、我が家では2人で吹き出して思わず巻き戻して2度見しました。我々が笑っていれば、竹中自身も少し笑っていて、周りの出演者も笑っている、アドリブ100%の出来事で、撮影現場の楽しさが伝わってきます。やはりNHKですから、放送当時は昼の番組等でメイキングを映していただろうから、それを見たかったのー。


町工場の娘

町工場の娘

  • 作者: 諏訪 貴子
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2014/11/14
  • メディア: 単行本



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