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千日の本 [読書:小説]


ふたりのプリンセス (児童単行本)

ふたりのプリンセス (児童単行本)

  • 作者: シャノン ヘイル
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/05/12
  • メディア: 単行本


「ふたりのプリンセス」(BOOK OF A THOUSAND DAYS)
シャノンヘイル

本物の姫と、その姫に自分のフリをするよう言いつけられた侍女の話なので、邦題のとおり姫が2人なのかどうかは微妙なところでしたが、結果的には問題なしでした。
その姫が許嫁との結婚を拒んだことで、7年間ほど塔に幽閉されることとなり、その場にたまたま居合わせた新しい侍女予定の主人公も一緒に幽閉されることになってしまうのでしたーな内容で、前半はそんな姫との幽閉生活、後半は塔から抜け出してからの話になっていました。
姫が泣いてばかりの役立たずで、以前、婚約相手の残虐な王様が自分の前で全裸になって何かをしたことに怯え続けていて(露出狂的なものではない)、その王様に殺されるーと泣くだけで話が通じず、親に内緒の恋愛相手だった別国の優しい王子様が助けに来ても、何故か王子にも殺されるーと怯えて(結局、その理由は不明)何もせず、何もしないのはまあ上げ膳据え膳で暮らしていたお姫様だからかのーと思うものの、自分からは何も説明しない、そしてそのことに何の意味もなかった部分にはイライラさせられ、生き延びるためにはまず食料の備蓄的なところも考慮して幽閉2日目ぐらいに姫を亡き者にしてしまい、あとは7年掛けてゆっくりと塔から抜け出す計画を・・・と考えてしまった、童話心など微塵もない私です。
童話よりは現実的な幽閉生活となっていて、7年分の食料の備蓄はネズミの被害に遭ったり腐ってきたりで、結局7年もの幽閉は無理だったと分かるものの、数年後に抜け出してからは、筋力の衰えもなく普通に徒歩で長距離移動していたので、よほど広い塔内だったのか、それともアスレチッククラブ完備で・・・と現実的ではないことを思わされたりもしました。

「プリンセスアカデミー」に続き、またもや主人公の一族は歌による秘儀を使えるとの設定でしたが、今回はそれが初めに紹介されるのと、そちらの話よりも童話的な上記設定のおかげで違和感はなかったです。でも更に童話的な別設定が途中から出てきます。
いろいろあってラストバトルは、見晴らしの良い屋外にて、残虐で全裸な王様とその軍勢に、主人公の女の子が単身全裸で挑むスペクタクルネックドな場面になっており、イメージ映像で良いから実写化を強く希望します。(年齢制限的に無理じゃろうか・・・)
そんなこんなで個人的に同作者の「プリンセス~」より楽しめましたが、前回同様、王族に対する考え方が少し軽いというか、あえて身分関係について無視している部分が気になりました。作者の思想的なものかのー。・・・あっ、検索したら、この人、カル(以下、政治的に略)

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レジュメ [読書:小説]


呪・アニメ-アニメ・スタジオの怪談- (ミューノベル)

呪・アニメ-アニメ・スタジオの怪談- (ミューノベル)

  • 作者: 武上 純希
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞出版
  • 発売日: 2016/12/18
  • メディア: 新書


「呪・アニメ-アニメ・スタジオの怪談-」
武上純希

好きな漫画家さんである伊藤潤二のイラストに惹かれて(無料の電子書籍で)読んでみました。
イラストは表紙を含めても3枚だけでした。紙の書籍だったら違うんじゃろうか・・・

人が死ぬ怪異現象が起こり、その怪異現象の原因を探って犯人(?)を突き止め、でもその犯人には過去から連なる怨念があり、さらにその怨念を時間期限ありで解決しなければならず・・・と、「リング」と同じような流れで進む話でした。
ホラー小説としては、怪異が証明されすぎて少し馬鹿馬鹿しく感じて読み飛ばした部分もありますが、そこを突き抜けてアニメ業界の内輪話が面白く、よく劣悪な環境で薄給の中・・・と紹介される業界の(当時の)具体的な金目の話から、伝説保持者の逸話までいろいろと紹介されて、小説内で書かれているそれらよりも、その単語説明として具体的に書かれている巻末の索引が、そこだけを目当てに買おうかと思ったぐらい面白かったです。
本編の方も、駄洒落のようなアニメ=アニマ説や、米のデスニーによる手塚への呪いを凡百な萌えアニメで呪い返しを行ったと思えないこともない呪術話まで、後から考えると面白かったんじゃないかとも思わされる、索引で印象が変わった本でした。それにしてもイラスト枚数の寂しさよ。

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王女学園 [読書:小説]


プリンセス・アカデミー

プリンセス・アカデミー

  • 作者: シャノン ヘイル
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/06/25
  • メディア: ハードカバー


「プリンセス・アカデミー」(PRINCESS ACADEMY)
シャノンヘイル

王宮の占い師が「王子の結婚相手は北の鉱山村アルム(仮名)におるがだよー」と託宣し、それならばと、その村にいる女の子全員を村から離れた土地に建てられた校舎へ拉致監禁。主人公ハイジ(仮名)を含めた村の女の子たちは、ロッテンマイヤー(仮名)さんにより王女に相応しいとされるまでのスパルタ教育を受けながら、来るべく王子が結婚相手を選ぶ武道・・・舞踏会に臨むのでしたーとの、書き出してみると読んでいる間は気にならなかったのが不思議なぐらい異常な設定ですが、やがて、毎回、肝心なところで具合が悪くなる、都会からきた余所者の御学友クララ(仮名)の病名が分かると同時に、つまりは全てがそういうことだったのか!と判明する、終盤のミステリっぽい展開は面白かったです。
反面、ハイジ(仮名)とペータ(仮名)とオンジ(仮名)は、村に伝わる謎の技を使って遠距離通話が出来るのでしたーと、嫌なテレビアニメのような謎の超能力設定が加えられてしまうのは残念。特殊な設定を重ねて使われると、物語じゃなくて設定を語りたいのかいと思ってしまい苦手ですのー。
その技を使って、学園に乗り込んできた山賊どもと、炭鉱道具を手にしたオンジ軍団とのバトル場面もありましたが、私はそれよりもアカデミーでの勉学の様子をもっと読みたかったんだがのーというのが正直な感想です。
ハルジ(仮名)の「なんでオナゴは鉱山に入れないんだすー」との朝のテレビ小説なような悩みが、理由だけは分かるものの特に解決せずに流され、肝心の結婚相手選抜舞踏会は、少しも王族らしい描写のないただの良いとこの坊ちゃん風な王子が出てきただけで流れ(結局、結婚相手は選別されず本当に流される)、アカデミーで受けた勉強も、習った商業的知識を利用して村の産業に貢献できただすよーだけで物語全体が終わってしまうため、なかなか不完全燃焼な話でございました。
本国ではシリーズ化されていて現在3作目まで出されている様子。でも、2作目以降は邦訳されておらず、それこそ映画化でもしなければ日本での続刊は望めない感じ。ただ1作目で今回のアカデミーは閉園されたので、2・3作目は別の学園が舞台となって別の生徒が出てくる別の話なのかもしれません。(調べはしない)
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 [読書:小説]


嘘 (幻冬舎文庫)

嘘 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 明野 照葉
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2016/10/07
  • メディア: 文庫


「嘘」
明野照葉

先の予想はしない(できない)私でも、今作の謎である姉の豹変の理由について、かなり初めの方でもしかしたら・・・と思ってしまい、そしてその想像のままの真相となるのに、それに少しも納得できない怪作でございました。それだったら逆に許せませんがのー、
さらにオマケのように付けられたというか、出だしで分かってしまうオチが、姉妹ど(おい)・・・で、気持ち悪く感じられて読後の印象は最悪でした。
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みんな更年期 [読書:小説]


みんな邪魔 (幻冬舎文庫)

みんな邪魔 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 真梨 幸子
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2011/12/06
  • メディア: 文庫


「更年期少女」(文庫版「みんな邪魔」)
真梨幸子

とある過去に打切られた少女漫画を愛する人たちが集ったネットサークルでのお話。
中世の貴族もののような設定らしいその少女漫画ですが、連載時には大人気があったものの、途中から少し絵柄が代わり、それからとんでもない最終回を迎え、でも、その最終回を読めるのは連載雑誌のみ、単行本化の際には無難な最終回に差し替えられて、さらにその単行本も再販されず、掲載雑誌ともどもプレミア価格で取引され、それでも滅多にオークションに出されないなどなど、ただでさえマニアが熱狂しそうな状況下、何せ過去の作品なため、少しお歳のいった方たちが妄執レベルで恋焦がれて二次創作に励んでいるとの、凄まじい設定の(小説内)漫画でした。
サークル内には女同士の嫉妬が絡めば、家庭に問題のある人がほとんどで、よからぬことを考えている人もいる、OLじゃないけど社内で派閥争いをしているOL軍団のような醜さの中、やがて次々と人が死んでいくやつでした。
個別の突発的な殺人事件の連続かと思いきや・・・の部分が丁寧なら、殺人の真相と一緒に過去のその少女漫画の真相も分かって行く、謎解き部分がしっかりとしていて面白かったです。
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死傷者分類 [読書:小説]


狙われた女 (扶桑社ミステリー)

狙われた女 (扶桑社ミステリー)

  • 作者: ジャック・ケッチャム
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2014/07/01
  • メディア: 文庫


「狙われた女」(TRIAGE)

女性が仕事をしていると、名指しで「お前をやってやる」と電話がかかってくる。その直後、職場に押し入ってきた男性が銃をブッ放し・・・との出だしで始まる3本の中・短編集。

「シープメドウ・ストーリー」(SHEEP MEADOW STORY)
ジャックケッチャム

上記の出だしのあとは、日常への鬱積を描いた場面が延々と続き、とうとう何もかも失った主人公が、「フォーリング・ダウン」のように殺戮を始めるような流れでした。
まさかそこからあんな終わり方になるとは・・・と、洒落た一編になっていて楽しかったです。


「狙われた女」(I'M GONNA GET YOU)
リチャードレイモン

日本版でのみ表題作となっている今編は、上記の出だしから延々と続く、女性と男性との攻防戦となる話で、あいかわらず映像的なアクション場面と、たがを失った血肉や臓物場面が続く、いつものレイモンで安心して読める1編でした。今冊の3編の中では1番好きです。


「われらが神の年2202年」(IN THE YEAR OF OUR LORD: 2202,)
エドワードリー

名前を存じ上げない作者だと思ったら(同姓同名の「ジャズ入門」が彼の作品ではない限り)初めての邦訳となる作者のようでしたが、何故か「狙われた女」とほとんど同じ上記の出だしのあとは、カトリックにより統一された未来社会で、テロリストに当たる邪教集団との戦いを描いた話で、いろいろパロディや言葉遊びが散りばめられているようでしたが、本当に詰まらなくて、そのエロ寄りの描写の多さと馬鹿馬鹿しさにエロアニメかと思わせられた1篇。そしてこれが3編中1番長いんですよ。読むのが苦痛でした。
あと、(今作に限ってはパロディ的な扱いかもですが)あちらの悪魔をネタにした話でよくあるけれど、神様側も悪魔側も処女に拘り過ぎだと思います。


日本版は題名以外に掲載順も違いがあり、本国では「狙われた~」・「われ~」・「シープメドウ~」の順で、順番を変えたことについて日本版の後書きで理由を書いていましたが、どう考えても本国版の順序の方が正しく、本国版だと共通の出だしの扱い方が、正しいものから卑怯なものに変わっていくのに、日本版ではいきなり卑怯な使われ方をしてしまって統一感が初めからなくなってしまう気がします。
更に本国版の順番だと爽やかに読み終えることが出来るので、ここはやはり本国版の順番の方が良かったかと。

ケッチャムに比べて、なかなか邦訳が出ないと思っていたレイモンは10年以上も前に(2001年に)お亡くなりになっていました。
それでも未訳の作品は残っているので訳していただきたいのー。あと、翻訳済みの作品ものきなみ入手困難(レベル1)になっているから、電子書籍でいいので再販してほしいものです。
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灯火 [読書:小説]


凍花 (双葉文庫)

凍花 (双葉文庫)

  • 作者: 斉木 香津
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2013/02/14
  • メディア: 文庫


「凍花」
斉木香津

表紙の眼が怖い今作は、美人三姉妹の長女が次女を撲殺してしまい、本人は殺害したこと以外を黙秘している中、残された三女が動機を探ろうとする話でした。
優しく美人な長女、気が強く美人な次女、甘えん坊で美人な三女と、もう1人病弱なのもいると若草物語ですが、いなくても創作物ではよくある設定となっているので、アニメとか漫画臭さを感じましたが、三姉妹はともかく2人姉妹なら、知り合いでもそんな設定・・・じゃなくて、性格の姉妹をよく見かけるのが不思議なところです。
そして、姉に何があったのか分かりかけてくる後半は、確かに実際に普通の学校に、アニメの清楚なお嬢様キャラのような子がいたら、そりゃー周りから浮くわなーと思わせられながら読みました。

軽くて読みやすく、読んでいるうちは面白かったのですが、読み終わるころには少し、作者が意図しているのかいないのか、長女の異常さは説明され、母親と次女も少し異常だと分かるものの、実は最も異常なのは、一人称の文章では可愛い性格なのに、それと同じ出来事が他の人から三人称で描写されると、意地汚くて性悪にしか感じられない三女に、最も精神の歪みを感じさせられる部分が出てきて怖かったです。
ただそれは、近所の小母さんズに長女の出所前に引っ越しを進められる描写が1度あるぐらいで済んでいる優しい世界でしたので、もしかしたら作者はそうとは思わずにただの記憶の齟齬として書いたとものかとも思われ、そこがなんともモヤモヤするところでありました。
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暗い場所 [読書:小説]


冥闇 (小学館文庫)

冥闇 (小学館文庫)

  • 作者: ギリアン フリン
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2012/10/05
  • メディア: 文庫


「冥闇」(DARK PLACES)
ギリアンフリン

家族三人惨殺事件から24年後、その事件で家にいながら生き残った当時少女の主人公が、趣味で殺人事件を調べている団体から接触を受け、当時の事件関係者に(金のために嫌々)会いに行くことになる現在の話と、24年前、主人公の兄が殺害犯として捕まるまでの話に、同24年前、主人公の母が殺害されるまでの話の3つが、交互に同時進行で流れる内容でした。
3つの話が3つとも、みんな貧乏が悪いんだな話で、そんな話なんだから仕方がないけれど、その貧乏臭い出来事の連続が嫌になり、何度も途中で読むのを止めてしまい、先日、8か月かけてようやく読み終わりました。
貧乏が故に汚い生活描写も多く、その中で特に気になったのは、注いだビールの泡を消すため、指で鼻を擦って脂を付け、それをグラスに突っこんで泡を減らし、それからビールを注ぎ足して渡してくる場面。へー、鼻の脂で泡を消せるんだーではなく、そんなものを飲ませられるのか!と、かなり嫌悪感のある描写でございました。

映画「ゴーン・ガール」が面白かったので、その原作者の別作品を読んでみようと買ったものでしたが、やはり映画が面白かったのなら、その原作を読むべきだと思いました。
そして今回の小説も映画される(された?)そうで、セロン主演かー、見た目的には全く違いますが、きっとまた人体改造を施してイメージ通りの姿になってくれるでしょう。
さて、小説が面白くなかった場合、その映画化作はどうしようか。
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巡礼地物語 [読書:小説]


カンタベリー・テイルズ (講談社文庫)

カンタベリー・テイルズ (講談社文庫)

  • 作者: 真梨 幸子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2015/11/13
  • メディア: 文庫


「カンタベリー・テイルズ」(「聖地巡礼」を改題)
真梨幸子

6本の短編集となっていますが、2つ目の表題作を中心として、他の5本はその表題作に何らかの関係がある内容となった本でした。
表題作は、ツアー客の参加者が、オマージュ元の「カンタベリー物語」同様、カンタベリー大聖堂への道すがら、各々の体験した不思議な話を語ろうとするもので、参加者同士が繋がっていたりもして楽しゅうございました。
残りの5本も、表題作内で語られた話の前日憚や、語られた話の真相に、語られなかった話まで出てくる凝ったものでしたが、私、子供のころから登場人物の名前は記号扱いで読んでいて、他の話に移るとそれまで読んでいた名前が脳から消えてしまう困った記憶力で、その5本の中には表題作を〆としている話もあり、意外と半分も仕掛けに気付かないで読み終えてしまった気もします。読み返しても気付かなそうで、誰か簡単な登場人物の相関図でも書いてくれないかのー。

本編よりも・・・と言ったら失礼だけど、本編よりも後書きが面白く、パワースポットが題材とかはどうでもいいですが、売れる前の作者が金銭的に危機的状況に陥り、もう駄目だとなったところで一発逆転となる、小説家波乱万丈物語になっていて面白かったです。デビューから現在までの自伝が出たら買いますよ。
今作も見事に売れなかったようなことが書かれていて、そこは「カンタベリー物語」のオマージュと紹介せず、「ハイペリオン」と同じ作品にオマージュを受けたと紹介していれば、一時期なら売れたんじゃないかと思いますがマーケティング的にはどうでしょうか。まあ今ならそんな宣伝をしなくても売れっ子作家になったようなので問題なしかも。

あとネタバレになるけど、4作目のタイトル「ジョン・ドゥ」は嘘にならないかのー。題名は地の文に当たらないから嘘は構わないの約束事かのー。

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個室内の会見 [読書:小説]


インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 (徳間文庫)

インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 (徳間文庫)

  • 作者: 真梨幸子
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2012/11/02
  • メディア: 文庫


「インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実」
真梨幸子

「殺人鬼フジコの衝動」の続編。
実際の事件を参考にした(と劇中でも言われる)監禁連続殺人事件が起き、それについての裁判も終わってから、無罪となった容疑者の母親(前作のフジコの叔母)にインタヴューを行おうとする雑誌社の人たちの話でした。
なんだか分からないけれど少しずつどうしようもならないところまで追いつめられていく息苦しい展開が続いたところへ、最初に書かれていたのに忘れていた、実に厭な犯行が再度行わてしまう厭な話で良かったです。前作はそんなになんとも思いませんでしたが、今作は本当に不気味なほどに気持ち悪い話でした。
ラスト、前作から続く仕掛けが紹介されますが、その後のもう1つの仕掛けはいらない気がしました。ナチス時代の馬鹿科学を未だに盲信しているような嫌いな設定です。
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